最初は買うつもりがなかったのです。実際、予約が始まる10月27日の午後まで、私はiPhone Xを買うつもりはありませんでした。 気が変わったのは、アップルのマーケティング戦略に踊らされたというのもあると思いますが、どうしても気になる点があったからです。それはこれが「スマートフォンの未来」だというアップルの主張です。 アップルはこうした、英語でいうところの outrageous、すなわち法外な主張を基調講演で繰り出して、注目を集めるところがあります。その80%はもちろんイメージ戦略なのですが、あとになって考えてみるとその通りだったということが20%くらいは含まれていることがままあります。 「ノートパソコンにCD-ROMなんてもういらない。ソフトウェアはすべてダウンロードでインストールするものだ」「スタイラスだって?指があるじゃないか」はその有名な例といいでしょう。発表当時はなにかと批判され
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