引きこもりしていた中高年たちが、いまの日本で再就職しようと思っても、なかなかうまくいかない。 40代前半のAさんの場合、この1年間に300社以上も応募し続けながら、採用が決まらなかったという。 元大手金融機関勤務なのに 届くのは「お祈りメール」ばかり 大手金融機関に勤務していたAさんは退職後、2年余りの“空白期間”を経て、再就職活動を開始した。それが、昨年9月のことだ。応募先は、一般企業だけでなく、公益法人、学校法人、官公庁など、多岐にわたる。 「正社員で入ろうと思ったら、ハローワークに行ったり、求人サイトにも、自分の履歴書や職務経歴書を登録しておくと、関心を持った企業がアプローチして来たり、お勧めの会社を紹介するメールが送られてきたりするので、それを見て自分で応募します。人材紹介会社では、キャリアコンサルタントと会って、自分がどういうことをやってきたのか、どういう仕事を希望しているのかな
