日本の食卓になじみの深いニホンウナギについて環境省は、生息数が激減していると判断して絶滅の危険性が高い「絶滅危惧種」に指定したと発表し、石原環境大臣は「食文化の中になくてはならないもので、しっかりと守っていかなければならない」と述べました。 環境省は絶滅のおそれがある野生生物を「レッドリスト」にまとめていて、1日、淡水魚などについて専門家と共に見直しを行った結果を発表しました。 この中で環境省は、昔からかば焼きなどとして日本の食卓で親しまれているニホンウナギについて、過度の捕獲や河川の環境の悪化などから10年余りの間で、少なくとも50%以上減少したと推定されるとして、絶滅の危険性が2番目に高い「絶滅危惧IB類」に指定しました。 レッドリストには法的な強制力はないため、捕獲や取り引きが制限されることはありませんが、今回の指定について石原環境大臣は、「ニホンウナギは食文化の中になくてはならない