ポルトガルの10年物の国債価格が10日急落し、利回りが一時、年7・5%を超え、2002年のユーロ導入以来の最高を記録した。その後は欧州中央銀行(ECB)によるとみられる買いで7・2%に戻した。欧米メディアが報じた。 財政難に陥っているポルトガルの再建への取り組みが不十分との見方や、ユーロ圏諸国の財政問題に対処するための包括的対策の合意に向けた協議が難航するとの観測がポルトガル国債売りにつながった。 欧州連合(EU)はユーロ圏17カ国の特別首脳会議を3月11日に開催、包括的対策を協議する。(共同)
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