2016年8月31日のブックマーク (2件)

  • 『本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人 』文庫解説 by 清水 義範 - HONZ

    私は、大塚ひかりさんには恩を受けている。大塚さんの仕事の中に、ひとりで全訳をした『源氏物語』(ちくま文庫)があるのだが、そののおかげで私は初めて『源氏物語』の全巻を読み通すことができたのだ。 それより前には、いろんな作家の現代語訳で挑戦したのに、ついにすべてを読み通すことができなかった。谷崎潤一郎訳では、全10巻のうち第1巻(「若紫」まで)しか読めなかったし、その後、円地文子訳でも、瀬戸内寂聴訳でも読もうとしたのだが、半分くらいまでで挫折してしまっていたのだ。『源氏物語』を通読するのは私には無理なのかと思ったくらいだ。 ところが、年を取って図々しくなっている私は、よくわかっているような顔をして『源氏物語』について、解説するようにしゃべったりしていた。あの物語の中のヒロインたち何人かを題材にして大いにパロディ化してみた『読み違え源氏物語』(文藝春秋)という短編集まで出しているのである。ある

    『本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人 』文庫解説 by 清水 義範 - HONZ
    HONZ
    HONZ 2016/08/31
    “文庫解説 by 清水 義範”
  • 『インティマシーあるいはインテグリティー』ビジネスにも役立つ、超実践的な文化論 - HONZ

    HONZが送り出す、期待の新メンバー登場! 堀内 勉は外資系証券を経て大手不動産会社でCFOも務めた人物。自ら資主義の教養学公開講座を主催するほど経済・ファイナンス分野に明るい一方で、科学や芸術分野にも精通し、読書のストライクゾーンは幅広い。今後の彼の活躍にどうぞご期待ください!(HONZ編集部) 去る7月21日、来日したトーマス・カスリス教授の東大駒場キャンパスでの講演会に参加する機会に恵まれた。カスリス教授は、日の宗教(特に神学)と哲学を専門とするオハイオ州立大学の名誉教授である。 この講演会は、何と予約不要、参加費無料というもので、東大のみならず日の大学ではこうした質の高い催しが結構頻繁に行われているので、是非こまめに調べてみることをお勧めしたい。 書の内容を簡単に整理すると、文化には「インテグリティー」(ビジネスシーンには頻繁に登場する割には日語に訳すのは困難な言葉で、強

    『インティマシーあるいはインテグリティー』ビジネスにも役立つ、超実践的な文化論 - HONZ
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    HONZ 2016/08/31