イングランド産らしいポップ・センスに裏打ちされた、ていねいなソングライティングと多彩なアレンジ・ワークで人気を博した、英国オックスフォード出身のバンド、スーパーグラス（Supergrass）がバンド解散を発表！　6月に行なわれるファイナル・ツアーを最後に17年間の活動に終止符を打ちます。 スーパーグラスは、ギャズ・クームス（vo、g）、ダニー・ゴフィー（ds）、ミック・クイン（b）の3人によって1993年に結成。翌94年にシングル「コート・バイ・ザ・ファズ」でデビューを飾り、95年には彼らの代表曲でもある「オールライト」を含む1stアルバム『アイ・シュッド・ココ』（写真）を発表。キャッチーでみずみずしい楽曲を、若さを武器にした弾けるようなギター・バンド・サウンドに乗せ、ブリット・ポップ・ブームを盛り立てます。以後も順調にリリースを重ね、2002年にはロブ・クームス（key）を正式メンバーに

時代を読むアンテナの鋭さを持ち、コンセプトを重視したさまざな仕掛けを用意、音楽シーンで定番となった作品を数多く生み出したマルコム・マクラーレン（Malcolm McLaren）が4月8日、癌（悪性中皮腫）のためスイスの病院で死去しました。64歳でした。 マルコム・マクラーレンは、セックス・ピストルズのマネージャーとして彼らを大ヒットに導いた人物で、“彼が存在しなければ英国のパンクはなかった”とも言われる存在。またバウ・ワウ・ワウやアダム・アントのプロデューサー、「Baffalo Gals」などのヒット曲を放ったアーティスト、画家、映画のプロデューサーとしても活躍。アーティストとしてMalcolm McLaren & The World's Famous Supreme Team名義で1983年に発表したアルバム『Duck Rock』（写真）では、ノン・ミュージシャンならではの自由な発想で、

米ユニバーサル・ミュージックが新シリーズ、レアリティーズ・エディション（Rarities Edition）をスタート！　同エディションは、既発のデラックス・エディションにボーナス・ディスクとして付属されていたレア・トラック集を単品版CDとして販売するもの。ウィーザーの『ウィーザー（ブルー・アルバム）』（写真）、レーナード・スキナードの『ストリート・サヴァイヴァーズ』、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』をはじめ、スティーヴ・アール、エリック・B.＆ラキム、メリッサ・エスリッジ、ジン・ブロッサムズ、ハウリン・ウルフ、リック・ジェイムス、モーターヘッド、ダイアナ・ロスのレア・トラック集が単品版CDとして手に入ります。発売は米国にて2010年1月5日。デラックス・エディションを買い逃した方、対象アーティストの熱心なコレクターの方ならお忘れなく！ ●Steve Earle 『Copper

90年代の音楽シーンに一大ムーブメントを巻き起こしたブリット・ポップを総括したCD3枚組のコンピレーション・アルバム『Common People: Brit Pop - The Story』（写真）が発売に。 英ユニバーサルによる企画で、ユニバーサル傘下レーベル所属アーティストを中心に全54曲をセレクト。コンピ盤のタイトルともなった「Common People」のパルプをはじめ、ザ・ストーン・ローゼズ、ジェイムス、キャスト、ブルートーンズ、ブー・ラドリーズ、スーパーグラス、ポール・ウェラー、ディヴァイン・コメディ、クーラ・シェイカー、マンサン、プラシーボ、オーシャン・カラー・シーン、シェッド・セヴン、スーパー・ファーリー・アニマルズ、スウェード、ステレオフォニックス、メンズウェア、ジーン、ドッジー、エラスティカ、ダブスター、マリオン、エコーベリー、カタトニアなど、ブリット・ポップ現象を彩っ

ファン待望の復刻がついに実現！　XTCの変名プロジェクト、デュークス・オブ・ストラトスフィア（The Dukes of Stratosphear）のオリジナル作品が20年以上の月日を経て、いよいよCD化されます。 デュークス・オブ・ストラトスフィアは、かねてよりサイケデリック作品を作りたかったというアンディ・パートリッジの希望にそって、80年代にXTCが行なったプロジェクト。“倉庫の奥で発見された60年代のテープ”というコンセプトで、サイケデリック時代のサウンドの再現を試み、めくるめくポップでカラフルな世界を作り出しています。 今回復刻されるのは、85年にEPとして発表された『25 O'Clock』（写真）と、87年発表の『Psonic Psunspot』。両作収録音源は、過去に2 in 1作品『アン・アンソロジー（Chips from the Chocolate Fireball）』とし

ニュー・オーダーの作品群がコレクターズ・エディションとなって再登場！　オリジナル・アルバム毎としては初となるデジタル・リマスタリングが施され、さらにボーナス・ディスクをプラスしたCD2枚組作品としてリリースされます。 RHINOによる企画で、第一弾は『ムーヴメント』（81年／WPCR-13166〜7）、『権力の美学（Power Corruption And Lies）』（83年／WPCR-13168〜9）、『ロウ・ライフ』（85年／WPCR-13170〜1）、『ブラザーフッド』（86年／WPCR-13172〜3）、『テクニーク』（89年／WPCR-13174〜5／写真）の5タイトルが対象。いずれも2008年最新デジタル・リマスタリングを採用したオリジナル・ディスクに、アルバム未収録のシングル曲、Bサイド、リミックスなどのレア音源を収めたボーナス・ディスクが付属されます。またライナーノーツも

3月17日（現地時間）、ビートルズのパロディ・バンド、ザ・ラトルズがオリジナル・メンバーで再結成！　エリック・アイドル、ニール・イネス、リッキー・ファター、ジョン・ハスリーのオリジナル・メンバー4人が、再びステージに集います。 4人は、78年3月に米国で放送されたテレビ番組『ラトルズ 4人もアイドル（All You Need Is Cash）』の放送30周年を記念したイベントにザ・ラトルズとして出演。イベントは米ハリウッドにあるGrauman's Egyptian Theatreにて3月17日に行なわれており、当時（1978年）の番組映像『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ』の上映（19時半〜）後、会場で質問コーナーを設けるとのこと。また、サプライズ・ギグ的なもの（22時半〜）も準備していると言われています。なお、イベントにはラトルズの関係者も出席するようで、ラトルズの編曲を担当したジ

カート・コバーン生誕40周年となる2007年。ファン待望のリリースがついに決定！ 1994年にリリースされたCDアルバム『MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク』は世界各国でチャート1位を独占、1995年度のグラミー賞では“Best Alternative Music Performance”を獲得するに至った、MTVの番組用にニューヨークで収録されたニルヴァーナのアコースティック・ライヴがDVD（UIBO-9126 \3,800（税込））となって11月21日に発売されます。 代表曲「アバウト・ア・ガール」「カム・アズ・ユー・アー」にはじまり、デヴィッド・ボウイ「世界を売った男」、ヴァセリンズ「ジーザス・ダズント・ウォント・ミー・フォー・ア・サンビーム」、ミート・パペッツ「プラトゥー」「オー・ミー」「レイク・オブ・ファイア」（ミート・パペッツのメンバーはゲストとして参加）など、カート・コ

レディオヘッドがニュー・アルバム『In Rainbows』をリリース。2003年の前作『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』でEMIとの契約が満了した彼らの新作は、レーベルを通す従来の販売方法を取る前に、まずは公式サイトのみで販売されます！　しかも、ダウンロード版の価格は、買い手が自由に決められる“付け値”という実験的な試みが行なわれます。 新作は、先日新たにオープンしたアルバムの公式サイトでの販売で、ダウンロード版（DRM-free MP3）と、豪華仕様のディスクボックス版（写真）の2タイプが用意されます。ディスクボックス版には、『In Rainbows』のCDと12インチ盤2枚に加え、さらなる新曲やデジタル画像、アートワークが収録された2枚目のCDと、ブックレットが同梱。またディスクボックス版には、ダウンロード版もセットで入っており、価格は送料込で£40（約9,400円）となっています。 ダウン

90年代に活躍したブリット・ポップ・バンド、ドッジー（Dodgy）がオリジナル・メンバーで再結成！　今秋に再結成ライヴを開催します。 ドッジーは、ヴォーカル兼ベースのNigel Clark、ドラムのMathew Priest、ギターのAndy Millerによって結成され、イアン・ブロウディ（ライトニング・シーズ）プロデュースによる『ザ・ドッジー・アルバム』で1993年にデビュー。その後、95年に『ホームグロウン』(写真)、96年に『フリー・ピース・スウィート』を発表し、聴くほどに味の出るメロディと好奇心旺盛な作風で人気を博しますが、98年にNigel Clarkが脱退すると、低迷期となり、2001年にアルバム発表を最後にバンドは解散となっていました。 今回はNigel Clarkを含めたオリジナル・メンバーによる再結成で、グラスゴー、マンチェスター、ロンドンなどを巡る再結成ツアーを11月

オリジナル・メンバーであったベースのブルース・フォクストンとドラマーのリック・バックラーが“ザ・ジャム”名義での英国ツアーを5月に行なうと発表！　ただし、もうひとりのオリジナル・メンバー、ポール・ウェラーは今回のツアーには参加しません。 今回のツアーは、ザ・ジャムのデビュー30周年を記念して行なわれるもので、“ザ・ジャム”名義でのツアーは約25年ぶりのこと。ツアーは2人のほか、RUSSELL HASTINGS（ヴォーカル、ギター）、DAVID MOORE（ギター、キーボード）を加えた4人編成でのステージで、ザ・ジャムのグレイテスト・ヒット的ライヴとなるようです。 もともとリック・バックラーは今回のツアーに参加する2人と、ザ・ジャムの楽曲を演奏するThe Giftなるバンドを2005年に結成し、英国でのツアーを行なっていましたので、今回のツアーはその流れによって企画されたものと思われます。

官能的なキーボードの調べと神経質なヴォーカルの絡みが特徴といえる、元バズコックスのハワード・デヴォートによるロック・バンド、マガジン（Magazine）。その全オリジナル・アルバムが新たにデジタル・リマスタリングを施して再登場します！ 発売されるのは、1978年発表の1st『Real Life』(写真)のほか、評価の高い79年発表の2nd『Second Hand Daylight』、マーティン・ハネットをプロデューサーに迎えた80年発表の3rd『Correct Use Of Soap』、スタジオ・ラスト作となった81年発表の『Magic,Murder & The Weather』の4タイトル。いずれの作品にもデジタル・リマスタリングを施し、さらにボーナス・トラックを追加収録しての発売となります。 そのインテリっぽさはニューウェイヴのはしりとも言え、ロキシー・ミュージックなどとも比較された彼

日本を代表する映画会社の東宝が、『機動戦士ガンダム』で知られるアニメーション制作会社、サンライズと提携し、制作費1億円（当時）をかけた巨大戦闘ロボットの戦闘シーンを実写で描いた、SFアクション映画『ガンヘッド』。1989年の劇場公開から18年の月日を経た2007年に、いよいよDVD作品として再始動します！ 映画の大まかなストーリーは、人類に反逆した巨大コンピュータを倒すため、日本人青年のブルックリン（高嶋政宏）が眠っていた「ガンヘッド」を甦らせて立ち向かう、というもの。英語と日本語が飛び交う多国籍な俳優陣にも注目ですが、『超時空要塞マクロス』で知られる河森正治がメカニカル・デザインを手がけ、スタンディング・モードから戦車モードへの変形を実現した巨大戦闘ロボット「ガンヘッド」のスケール感や、実物大のガンヘッドとミニチュアを駆使した特技監督の川北紘一による重量感あふれるメカニック描写は、SFフ

ザ・ジャムのメンバーとしてデビューを果たしてから、2007年で30周年を迎えるポール・ウェラー。すでにキャリア総括のアンソロジー・ボックスなどの発表が行なわれていますが、2007年1月24日には“ポール・ウェラー〜デビュー30周年祭り！”と題して新たな関連作が発売されます！ 大きな目玉となるのは、ザ・スタイル・カウンシルの紙ジャケット・ボックス(UICY-90302〜11　\26,250(税込))。スタカンが残したアルバム10枚を紙ジャケット仕様にしたもので、10枚のうち『ザ・スタイル・カウンシル・グレイテスト・ヒッツ』『エクストラズ』『イン・コンサート』は今回が初の紙ジャケ化となります。初回生産限定。 また、海外では2001年に発売されていたザ・ジャムのシングル・ボックスが初めて日本盤化される予定。キャリア前半期のシングル9枚を収めた『シングルズ1977-79』(UICY-90312〜2

90年代にペイヴメントやゴッド・イズ・マイ・コ-パイロットとともにローファイ・ミュージックを世にもたらしたバンド、セバドーが、昨年11月にリマスター再発された『III』(写真)から『Bubble and Scrape』期のメンバーで来年2月にツアーを行なうとバンドの中心人物であるルー・バーロウが自身のホームページで明らかにしました。 セバドーはルーがThe Folk Implosionでの活動に力を注ぎだしたこともあり、99年にリリースした『The Sebadoh』のツアーを終了を機に2000年に一度活動を休止。2003年末に活動休止前のメンバーで2度ライヴを行なっていますが、今回はルーのダイナソーJR脱退以前より、ともに宅録を行い、セバドーの礎を築いたエリック・ギャフニー(93年『Bubble and Scrape』を最後に脱退)と、ジェイソン・ローウェンステインとともに活動を再開、20

右手人差し指を高々と上げ「イチバーン！」と叫ぶ決めポーズで日本でも話題を集めた、プロレスラーのハルク・ホーガン。「WWE最大のスター」として熱狂的なファンも多いそのホーガンの娘であるブルック・ホーガン（Brooke Hogan）がついに本格的な歌手デビューを果たします！ ブルック・ホーガンは1988年生まれの18歳で、金髪のサラサラ感は親譲り。セクシー路線のR＆Bシンガーとして活躍しており、アメリカではブリトニー・スピアーズを超える逸材として注目されているようです。 今回発売されるデビュー・アルバム『Undiscovered』(写真)では、すでにiTune他でシングル発売されている、南部ヒップホップを代表する白人ラッパーのポール・ウォールをフィーチャーした「About Us」のほか、全14曲を収録。ザ・ルーツ、ドクター・ドレーらで知られるスコット・ストーチがプロデュースを手がけており、また

先日6日に第1弾が発売された、東芝EMIの「ROCK UK/USキャンペーン」。その第2弾がいよいよ10月11日に登場！　もちろん今回も英米のロック作品が\1,500(税込)というお買い得価格となって発売されます。 今回はホリーズ、ドクター・フィールグッド、ジェスロ・タル、ジェネシス、ロキシー・ミュージック、ゲイリー・ムーア、マッシヴ・アタック、リチャード・アシュクロフト、スーパーグラス、ザ・ミュージック、ゴリラズ、レディオヘッド、ロバート・パーマーらの作品が対象で、第1弾と同じく3ヵ月限定での発売となります。 またこれに先駆けて9月29日には、今年7月に死去した元ピンク・フロイドのシド・バレットのソロ作3タイトルが“追悼盤”として\1,500(税込)で再発される予定です。未購入の作品がある方はこのチャンスにぜひ！ ≪2006年9月29日発売≫ ＊価格は全作とも\1,500(税込)。 ●シ