米国家情報長官室の分析機関、国家情報評議会が12月10日、2030年までの世界情勢を予測する報告書を公表したという記事。《2030年「覇権国なき世界」=日本核武装のシナリオも-米報告書》(時事ドットコム/2012/12/11-09:20) 報告書は2020年代に中国が米国をしのぐ世界最大の経済大国になる可能性が高いと指摘。但し、「2030年までは米中両国や他の大国を含め、いかなる国も覇権国家たり得ない」と予測。 〈中国など新興国の台頭により、米国が支配的影響力を持つ「パックス・アメリカーナ(米国による平和)」の時代は急速に終焉(しゅうえん)に向かうと予想。一方で、米国は「2030年時点でも『同等の国の中のリーダー』であり続ける」とし、米国に代わるグローバルパワーの出現と新たな国際秩序の形成はまずないとの認識を示し〉ているという。 報告書は日本の国力に対するマイナス影響要素として次のように紹