ロシアの首都モスクワで9日、第2次世界大戦の対独戦勝記念日を祝う式典が開かれた。ウラジーミル・プーチン大統領は演説で、ロシアの未来はウクライナで戦う兵士たちに「かかっている」と語った。
(CNN) ロシアの首都モスクワにある赤の広場で9日、対ドイツ戦勝記念日のパレードが始まった。プーチン大統領が演説し、ウクライナは「西側の主人」に率いられる政権の「人質」になったと主張した。 ショイグ国防相は軍隊を視察し、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利してから78年を迎えたことを祝った。 戦勝記念日はプーチン大統領の日程で最も重要なイベントになる。プーチン氏は長年、国民の支援を結集し、ロシアの軍事力を誇示するためにこの日を利用してきた。 だが、今年はパレードの豪華さとは対照的に、ウクライナでの軍事作戦の停滞が目立つ。モスクワの外では、ウクライナ国境地帯をはじめとする複数の地域で、安全上の懸念や展示する軍事装備の不足から準備の規模が縮小された。 パレードにはロシアの「特別軍事作戦」に参加した兵士も姿を見せた。 プーチン大統領は演説で、ロシアに対して「真の戦争」が仕掛けられていると主張。
和解から敵視へ 変わるロシア戦勝記念日―プーチン氏が政治利用 2023年05月10日12時06分配信 「赤の広場」で行われた軍事パレードで、演説するプーチン大統領(手前)=9日、ロシア・モスクワ(EPA時事) ロシアは9日、旧ソ連の対ドイツ戦勝78年記念日を迎えた。モスクワの「赤の広場」で恒例となった軍事パレードは、ソ連時代に11月の革命記念日に行われたものを、ソ連崩壊後に戦勝記念日に移した「国威発揚行事」。国民の愛国心を支持率の糧とするプーチン政権は、ウクライナ侵攻後もこの日を積極的に政治利用している。 プーチン氏、赤の広場で演説 「本物の戦争」祖国防衛訴え―ウクライナのドローン警戒 ◇不戦の思い 「二度と繰り返さない」「また戦っても勝てる」。旧ソ連圏では2000万人以上が犠牲になった第2次世界大戦を振り返る際、どちらのスローガンを強調するかで常に論争になってきた。 ロシアによって201
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く