パキスタン北東部アザド・カシミール特別州で、10代半ばの娘に酸をかけてやけどを負わせ殺害したとして、地元警察が殺人容疑で娘の両親を逮捕した。両親は娘が男性と話しているのをとがめて犯行に及んだ。地元メディアが1日報じた。 パキスタンでは親の認めない交際などをしていると疑われた女性を家族の名誉を汚したとして殺害する「名誉殺人」が横行している。両親は「娘が男性と道徳的に認められない関係になったのでやった」と供述しているという。 地元警察などによると、娘の父親は自宅の外で、娘が若い男性と話しているのを見て激高し、娘をめった打ちにした後、母親と一緒に酸を娘にかけた。娘は顔や体に重いやけどを負ったが、翌日まで放置され、死亡した。娘の姉が通報して事件が発覚した。(共同)残虐行為ブログで批判の14歳少女銃撃 タリバン「欧米寄り、再び襲撃」宣言