サッカーのスター選手らがバナナを手にした画像を次々とインターネット上に掲載している。人種差別に反対する意思表示だ。 きっかけは27日のスペインリーグ、ビリャレアル―バルセロナ戦。CKの際にバルセロナDFアウベスに向けて観客からバナナが投げ込まれた。黒人選手に対して「サル」と呼んだりバナナを投げたりするのは典型的な人種差別行為だ。 アウベスはピッチに落ちたバナナを拾って食べ、プレーを続行した。同僚のブラジル代表FWネイマールは「俺たちは皆サルだ。皆、同じ。人種差別にNOを!」とツイッターで呼びかけ、バナナを手にした写真を掲載。ウルグアイ代表FWスアレスやアルゼンチン代表FWアグエロら多くの選手たちも同調した。(リオデジャネイロ=柴田真宏)