イスラエルの新政権発足を前に、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長(87)が朝日新聞の単独インタビューに応じた。ロシアのウクライナ侵攻に伴う占領や併合が批判され、ウクライナには多くの欧米諸国から大規模な支援が集まっているのに対し、イスラエルによるパレスチナの占領は長年放置されているとして、「国際社会にダブルスタンダード(二重基準)がある」と批判した。 イスラエルでは11月に行われた総選挙で、過去に通算15年間首相を務めたベンヤミン・ネタニヤフ氏(73)が返り咲きを果たした。新政権では、過激な極右政党の議員らが主要閣僚に就任する見込み。対パレスチナ政策は、これまで以上に強硬になるとみられている。 アッバス氏は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が起きた今年、国際的な支援の重要さに注目が集まったと指摘。その一方でパレスチナの占領が黙認されている現状は、「国際法違反に対するダブルスタンダ
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