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ブックマーク / yutoma233.hatenablog.com (5)

  • 今日は現実に帰る日-朝井リョウ「ままならないから私とあなた」 - おのにち

    朝井リョウさんの小説「ままならないから私とあなた」を読んだ。 小学生の時からの親友同士が大人になるまでを描く表題作「ままならないから私とあなた」、体育会系で仲間には何もかもさらけだせる、と信じていた男が知らない世界の一面を知る「レンタル世界」の2編が収録されている。 どちらも主人公の視点から見ていた「正しく美しく優しい」筈の世界がラストでくるり、とひっくり返る所が面白い。 人の見方も価値観も様々で、ままならぬ世界を私達は生きている。そんな物語。 朝井リョウさんの小説はいつも平易な文章で読みやすくテーマも現代的、それなのに「引っかかり」が残る部分はどこか古典的で正統派だ。 そんなバランス感覚が彼の小説を面白くしているんだと思う。 短編と中編で構成された今回の一冊も、サクサク読めるのにとても面白かった。 「レンタル世界」あらすじ 「レンタル世界」の主人公、雄太は20代の会社員。 ラグビー部出身

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  • 地味な主婦はキラキラ女子になれるのか?ツイッターで詐称してみた - おのにち

    こんにちはみどりの小野です。 最近私の頭の中は「詐称」で一杯です。 学歴、経歴、はては顔面や人種まで偽れる世の中。 キャバ嬢に東大卒、と偽った過去をブログで暴露する人まで現れました。 私も、心の底から思ったのです。 偽りてぇ…。 盛りようのない地味な人生を歩んで40年。 当初は読書好きの大人しい女子大生が書く、文学系女子ブログでモッテモテ☆を目指してはじめたはずのこのブログ。 今や会津のおばちゃんの平凡な日常を描くハートフルブログに(多分)。 なんか地味。みどりどころか茶色。煮物臭ぇ。 もっと盛りてぇ! 私だってAmazonリストから貢物貰いてぇ!あっ しかしいくら見栄を張りたい、と言ってもブログでいまさら実は女子大生でした☆きゃは!とやっても失笑しか返ってこない事は目に見えています。 そこで、Twitterで人気の「キラキラ女子」目指して今週末は奮闘してみました。 目指せ、フォロワー千人

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  • おすすめしたい私の面白本。連想読書ガイド10 - おのにち

    タカラ~ムさんという人の「ガタガタ書評ブログ」というブログが面白くて、最近よくチェックしている。 説明しすぎない書評スタイルが素敵だし、なにより紹介されているがみんな好みだ。 s-taka130922.hatenablog.com 先日紹介されていた、「きっとあなたは、あのが好き。連想でつながる読書ガイド」と言うも凄く面白そうだった。 早速Amazonで解説を見たら『共通点は読んで面白かったこと、という一点のみ』と言う一言にやられた。 ジャンル問わず、読んで面白かっただけを書くブックガイドが書きたくなってしまった。 という訳で今日は「読んで面白かった」の紹介。 ちょっと癖あり、でも面白い!と思ったのセレクト。 一冊でもあなたの興味を惹くがあったら幸いです。 ドキドキ、ワクワクがあるSF 面白い、で一番最初に浮かんだのが「シャングリ・ラ」。 シャングリ・ラ 上 (角川文庫) 作

    おすすめしたい私の面白本。連想読書ガイド10 - おのにち
  • 「九月の恋と出会うまで」感想-恋愛小説が苦手なあなたに、オススメしたい恋物語。 - おのにち

    恋愛小説が苦手。 実は私のことです。 いや、マンガとか、小説でも淡い恋の始まり系は大好きなんだけど。 キュンとします、萌えます。 苦手なのは一昔前に流行った「大人の」恋愛小説。 林真理子さんとか、渡辺淳一さんとかさぁ。 特に渡辺淳一さんは20代の時に職場のおばちゃんに猛烈プッシュされて2、3冊押し付けられて読みましたが全部不倫の恋で引きました。 心理描写は上手いと思うけど、あれは恋愛小説じゃなくて不倫小説ですね。 既婚なのに独身の若者に不倫小説をプッシュするおばちゃんの気持ちが当時は分からなくて、私もこのくらいの年になったらこんなドロドロした恋愛に憧れるのかな…と暗い気持ちになりました。 大人になった今でもドロドロ駆け引き裏切りてんこ盛り系!の恋愛小説は苦手です。 もはやあれは恋愛じゃない。 企業小説的な何かだ。 「島耕作」にちょこちょこ出てくるサービスシーンだ。 下腹が出っ張ってくる歳に

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  • 忘却探偵最新作「掟上今日子の遺言書」がサービスシーン満載な件 - おのにち

    こんにちはみどりの小野です。 今日はドラマも好評放送中(毎週土曜日、21時から)、西尾維新さんの忘却探偵シリーズ最新作、「掟上今日子の遺言書」の感想です。 白髪のヒロインは忘却の名探偵 まずは御存じない方のために簡単なあらすじから。 第一作「掟上今日子の備忘録」、それから最新作「遺言書」の主人公は普通に生きているだけでなぜか常に犯人扱い、という不遇の星の元に生まれた男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。 (※第二作、三作は助手、依頼人役が変わります!) そんな彼が冤罪を晴らし最低限の文化的生活?を営むために雇うのが『最速』で『忘却』の名探偵、掟上今日子。 25歳にして総白髪の彼女はどんな事件でも一日で解決する最速の名探偵。 しかし実は彼女は一日で記憶をリセットされてしまう、前向性健忘症の忘却探偵だったのです…というストーリー。 毎回『初めまして』の探偵と依頼人。 ちょっぴり曖昧な二人の仲が気

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