この連載を重ねるうちに、わたしはモバイル機器を選ぶにあたって、何を一番重要視しているのかが再認識できました。それは、コストパフォーマンスの高さです。最も愛すべきは、値段が安いのにそれに見合う以上の性能を発揮してくれること。それから、値段が多少高くてもオリジナリティや新鮮さがあれば、その“付加価値”に重きを置いてセレクトします。iPhoneなんてその典型です(今はすごく安く入手できますけどね)。 では、今回手にしたデルのノートPC「Adamo」の評価は……。明らかに後者の付加価値を問う商品なんですが、判断が実に難しいですね。これ、パソコンというより美術品。オブジェでしょ? わたしには美術品の価格鑑定力はないので、Adamoが20万5000円~という値段に見合うかどうかの判断はつかないなあ。ここまで生活感のない、クールなパソコンは見たことがありません。 重さは1.81kg、バッテリーは最大5時