今年 3 月に「ファイル共有ネットワークへ流出個人情報を放流したユーザーに「情報の再発信の禁止」の法的措置」というストーリーがありましたが、そのときは、民事での法的措置で、裁判所から送信を禁ずる仮処分が出るにとどまっていました。それが、7 月 29 日に、犯人が逮捕されるという刑事事件に発展しました (asahi.com の記事、YOMIURI ONLINE の記事、東京新聞の記事より) 。 犯人は 50 歳の無職の男で、昨年 Winny で入手した流出ファイルについて、2 ちゃんねるに「IBM の開発資料を入手した。本番データ、10 万人はあるかも」などと書き込んだうえ、その一部を Share に再放流していたとのこと。ただし、流出した個人情報を故意にバラまく行為を処罰する法律がないため、今回の容疑は著作権法違反で、放流したファイルの中に IBM のプログラム作成仕様書著が含まれており、