アメリカ大統領選挙まで1か月あまりとなるなか、候補者どうしの初めての直接対決となるテレビ討論会が行われ、再選を目指すトランプ大統領と政権奪還を狙う民主党のバイデン前副大統領が新型コロナウイルスや経済対策を巡って激しい論戦を交わしました。 討論会はトランプ大統領がたびたびバイデン氏の発言に割り込んで一方的に持論を主張する異例の展開となりました。 11月のアメリカ大統領選挙に向けたトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の初めてのテレビ討論会は中西部オハイオ州で29日夜、日本時間の30日午前、行われました。 90分あまりにわたった論戦ではまずアメリカ社会に大きな影響を与える連邦最高裁判事を選挙前に決めるかどうかがテーマとなり、トランプ大統領は「我々は選挙に勝った。我々には権利がある」と述べたのに対し、バイデン氏は「国民には発言の権利がある。選挙はすでに始まっており、結果を待つべきだ」と述べ、