10月29日に行われた「全日本大学女子駅伝」で、3区を走っていた大阪芸術大学の菅﨑南花選手(2年)が、中継所手前250メートル付近で足が止まり何度も転倒。よつんばいになって懸命に進むアクシデントに見舞われた。 タスキは何とか4区につないだが、その後は補助員に抱えられてコースの外へ運ばれた。 箱根駅伝で青山学院大学を6度の総合優勝に導いた原晋監督に、今回の審判員の対応について聞いた。 対応に一律のマニュアルはない ーー今回の菅﨑選手の状況をどう見る? 事前の調整段階で体調が万全ではない中でスタートラインに立った可能性もあるし、3区だと午後1時過ぎで気温が一番高くなるタイミングなので、熱中症的なものにかかった可能性も考えられます。 また、脱水症状の可能性もありますが、日々鍛えて全国大会に出るレベルのアスリートですから、強化トレーニングもしているし、スタート段階で何らかの不安を抱えていた可能性の