今国会で、臓器移植法の改正に向けた動きが本格化しつつある。法施行から12年を経て初の本格審議だが、具体的な改正の中身をめぐって議論が噴出し、現状で提出されている3法案だけでも、合意形成に手探り状態が続いている。これまでに行われた脳死移植は81例で平均年7例程度と決して多くない。この現状をどうすべきなのか。自分や家族が脳死移植を必要とするかもしれないし、臓器提供について判断を迫られる機会に遭遇する可能性もある。決して他人ごとでない問題について、この機会に考えてみたい。 焦点の1つは、子供の脳死移植だ。平成9年に成立した臓器移植法では、本人の書面による意思表示が臓器提供の条件で、民法上意思表示が有効でないとされる15歳未満の子供の臓器提供は認められていない。ところが、特に心臓に難病を抱え移植が必要な子供の場合、体のサイズにあった臓器でなければならず、事実上、国内で移植の道はない。そんな子供たち
当時14歳の女子中学生にわいせつな行為を行ったとして、広島県警少年対策課と広島東署は14日、児童買春・児童ポルノ法違反容疑で、広島県竹原市の市立小学校教諭、安保貞男容疑者(47)=同県尾道市=を逮捕した。「若い女の子と関係を持ちたかった」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、安保容疑者は昨年6月7日、広島市中区のホテルで、18歳未満と知りながら、当時14歳だった女子中学生に現金3万円を渡す約束をしてわいせつな行為をしたとしている。 同課によると、安保容疑者は、携帯の出合い系サイトで児童買春を仲介していたとして県警に同法違反などで逮捕された無職の男(38)から仲介を受けたという。 安保容疑者の勤務先の小学校は、教え子10人に乱暴したとして強姦(ごうかん)や強制わいせつなどの罪に問われた元教諭、森田直樹被告(43)=公判中=も勤務していた。安保容疑者は、同僚逮捕の約1カ月後に児童買春した疑いが持た
海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。 海自の護衛艦2隻は11日から13日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛。うち1隻がピースボートの船旅の旅客船だった。ピースボートは社民党の辻元清美衆院議員が早稲田大在学中の昭和58年に設立。船旅は寄港地のNGO(非政府組織)や学生らと交流を図ることなどを目的としている。 66回目となる今回の船旅は約3カ月半に及ぶ地球一周で、北欧5カ国とフィヨルドを巡るのが目玉。約600人が参加し、4月23日に横浜港を出発後、中国とシンガポールに寄港。ピースボートのホームページには船旅の最新リポートとして、デッキで催されたフルーツパーティーの様子が掲載さ
熊本市で昨年10月12日、小学校教諭香山雅生さん(35)の妻、佳代さん=当時(34)=が自宅そばで路面電車にはねられ、亡くなった。電車を運行する市交通局は当初「青信号で女性が飛び出してきた」と説明したが、近くの防犯カメラ映像から電車が信号無視していた疑いが強まり、運転士(53)が業務上過失致死罪で起訴された。公判は熊本地裁で7月にも始まる。「妻の名誉を回復したい」‐。香山さんは「被害者参加制度」により、法廷に立つ。 事故は日曜日の昼すぎに起きた。佳代さんは美容院からの帰り道、自宅マンション前の横断歩道付近を歩いていて、はねられた。香山さんが、帰りが遅いと気になり、ベランダから見下ろすと、救急車が来ていた。 「まさか」。携帯電話を何度も鳴らすと、救急隊員が出た。病院に着いたとき、佳代さんはすでに意識不明。「もうすぐ帰るからね」。事故の4分前、携帯電話の会話が最後となった。意識が回復しないまま
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