特許庁は2012年1月24日、外部の有識者による「特許庁情報システムに関する技術検証委員会」がまとめた「技術検証報告書」を発表した。報告書は特許庁が5年前から進める基幹系システムの刷新プロジェクトについて、「いったん中断し、具体的な対応策を講じた上で再開することが妥当」と結論付けている。 特許庁の基幹系システム刷新プロジェクトは進行が遅れ、現時点で稼働のメドがついていない。2011年9月からは、技術検証委員会が特許庁およびプロジェクトに参加する東芝ソリューションとアクセンチュアの関係者に問題点などをヒアリングしていた。 中断の原因について、報告書では「設計書に修正すべき項目があり、それらを解消する見通しは立っていない」「仮に修正が2年で完了するとしても、その後の工程にかかる期間を勘案すると、2014年1月に稼働させるという現在の計画を実現するのはほぼ不可能」などと述べている。 報告書では「
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