東京で、原発の稼働の是非を問う住民投票を行うための条例案が、都議会に提出されるのに必要な数の署名が集まる見通しになったことについて、東京都の石原知事は「条例を作るつもりはない」と述べ、住民投票の実施に否定的な考えを示しました。 原発の稼働の是非を問う住民投票を求めている市民グループは、東京と大阪で署名活動を行い、このうち東京では、住民投票を行うための条例案を都議会に提出するのに必要な数の署名が集まる見通しになりました。 これらの署名が選挙管理委員会で有効と確認されれば、石原知事が意見を付けて条例案を都議会に提出し、早ければことし5月にも都議会で条例案の採決が行われる見通しです。 これについて石原知事は、10日の記者会見で「手続きを進めたらいい。そんな条例は作れるわけないし、作るつもりはない」と述べ、条例案に否定的な考えを明らかにしました。 そのうえで「人間は自分の手で技術を開発し、挫折や失