叩(たた)きがいがなくなったというわけでもないだろうが、このところ週刊誌の朝日批判はめっきり減っている。 ところへ、『週刊文春』(5月17日号)が今週も超弩(ど)級のスクープ。 「朝日新聞主筆若宮啓文氏 女・カネ・中国の醜聞」 主筆と言えば朝日の社論を決定する最高責任者、まさに本丸直撃だ。 どんな醜聞なのか。 かいつまんで言うと、2008年2月、自著が中国で翻訳出版され、その出版記念パーティーに招かれた若宮主筆(当時、論説主幹)が美人秘書を同伴。 〈「しかも会社の経費を使ってビジネスクラスに乗せ、高級ホテルに宿泊していた」(朝日新聞幹部)〉 09年、朝日は東京国税局の税務調査を受け、社内の飲み食いに使った金を取材費として計上していたことが発覚、〈「数億円単位の修正申告」(同OB)〉をさせられた。 その後〈(社内で)「徹底的に経費を再チェックした。その際、若宮の不正が発覚したのです」(同OB