競売にかけられていた朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の中央本部の土地と建物について、落札の代金を納付する手続きが完了し、所有権が高松市の不動産会社に移りました。 会社側は、これまで建物の明け渡しを求める方針を示していて、朝鮮総連がどう対応するかが今後の焦点となります。 東京・千代田区にある朝鮮総連中央本部の土地と建物は、朝鮮総連に600億円余りの債権を持つ整理回収機構の申し立てで競売にかけられ、2回の入札が行われた末、今月4日、高松市の不動産会社、「マルナカホールディングス」が落札者に決まりました。 これを受けて、マルナカホールディングスは先週、22億円余りの代金を東京地方裁判所が指定した口座に入金していましたが、21日振り込みを証明する書類を裁判所に提出して納付の手続きが完了し、所有権を取得しました。 マルナカホールディングスの代理人を務める弁護士は今月5日、土地と建物を朝鮮総連に売却した