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ブックマーク / blog.tatsuru.com (6)

  • 維新と加速主義 - 内田樹の研究室

    ある講演会で大阪の維新政治15年の総括を求められた。行政、医療、教育、どれをとっても大阪市府の現状は高い評点を得られるものではない。だが大阪での維新の人気は圧倒的である。なぜ政策が成功していない政党を有権者は支持し続けるのか。 維新政治に批判的な人たちは有権者が維新政治の実態を知らないからだという解釈を採っている。大阪のメディアが維新の広報機関と化しているので、有権者は維新政治が成功していると信じ込んでいる。だから、真実を知らしめれば、評価は一変するはずだと言うのである。そうだろうか。私は違うような気がする。 大阪の有権者は大阪で何が起きているかちゃんと知っているのだ。それは日の未来を先取りしているということである。大阪は実は「トップランナー」なのである。 公務員は減らせるだけ減らす。行政コストは削るだけ削る。社会福祉制度のフリーライダーは一掃する。学校教育では上位者の命令に従うイエスマ

    Hige2323
    Hige2323 2023/04/16
    "「世界標準は...なのに、日本だけが取り残されている」とか「バスに乗り遅れるな」というタイプの定型句は政治的立場を超えて頻用されている。"ああポリコレだとかLGBTとか反原発とか脱マスクとかそういう
  • 幼児化する政治とフェアプレイ精神 - 内田樹の研究室

    できたばかりの石原慎太郎の太陽の党が解党して、橋下徹の日維新の会と合流。太陽の党との合流話を一夜で反古にされた河村たかしの減税日は「減税の看板をはずしたら仲間にいれてやる」と恫喝されて落ち込んでいる。渡辺喜美のみんなの党は維新への離党者が続出しているが生き延びるために維新との選挙協力の方向を探っている。 いわゆる第三極政局は「あの業界」の離合集散劇とよく似ている。 党名を「なんとか組」に替えて、笠原和夫にシナリオを書いてもらったらずいぶん面白い映画ができそうである。 残念なのは、登場人物の中に感情移入できる人物がひとりもいないことである。 状況的には河村たかしと渡辺喜美が『総長賭博』の中井信次(鶴田浩二)や『昭和残侠伝・人斬り唐獅子』における風間重吉(池部良)の役柄に近い「引き裂かれ」状態にある。甘言を弄しあるいは恫喝を加えて縄張りを奪おうとする新興勢力に抗して、なんとか平和裏に組を守

    Hige2323
    Hige2323 2012/11/19
    橋下に対する私怨が垂れ流しでよくこんなん世に出せるなと思う/恥ずかしくないのかしら/ヤクザ映画の例えに倣うと民主社民共産辺りは誰になるのか是非聞いてみたい
  • 領土問題は終わらない - 内田樹の研究室

    韓国大統領の竹島上陸と尖閣への香港の活動家の上陸で、メディアが騒然としている。 私のところにも続けて三社から取材と寄稿依頼が来た。 寄稿依頼は文藝春秋で、この問題について400~800字のコメントを、というものだった。 そのような短い字数で外交問題について正確な分析や見通しが語られるはずがないのでお断りした。 日米安保条約について、あるいは北方領土問題について400字以内で意見を述べることが「できる」というふうに文藝春秋の編集者が信じているとしたら、彼らは「あまりにテレビを見過ぎてきた」と言うほかない。 400字というのは読み上げるとちょうど1分である。ワイドショーのコメンテイターが独占的に使用することのできるぎりぎりの時間である。ということは、「あなたの領土問題についての意見を2分以内で述べて下さい」という申し出をしてきたということである。 街頭インタビューの場合なんかは「10秒以内でお

    Hige2323
    Hige2323 2012/08/21
    中露は国境確定してましたよ?/コスモロジー云々で煙に巻く手法じゃ尖閣を説明しようってのは無理筋だと思う
  • 「忖度」する人たち - 内田樹の研究室

    インタビューで、沖縄米軍基地、原発と原子力行政、日のこれからの安全保障と外交戦略についてお話ししする。 どうして私のようなシロートにそういう話を聞きに来るのか、正直に言って、よくわからない。 私は外交や国防の専門家ではないし、知っていることはどれも新聞で読んだ公開情報だけである。 それさえあまり真面目に読んでいない。 読んでも「よくわからない」からである。 でも、仮にも一国の外交戦略と国防にかかわることであるから、どこかに、日政府の「よくわからない」国家行動を説明できる「読み筋」があるはずである。 はたからみてどれほど支離滅裂な行動であっても、行動の主体から見れば、主観的には首尾一貫した論理性がある。 だから、私は日政府の「よくわからない」行動を説明できる仮説を立てる。 仮説が立てば、反証事例が必ずず「ヒット」するからである。 あ、この読み筋は違っていたのだということが、少なくとも私

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    Hige2323 2012/05/09
    中国や南北朝鮮に対して忖度する人を例に挙げない辺り、詭弁と斬って捨てて問題無い駄文/てか早く大阪市長とガチバトルおやんなさいよ
  • なぜ日本に米軍基地があるのか? - 内田樹の研究室

    京都弁護士会というところに招かれて「憲法と人権を考える」会にて、日外交について講演をする。 なぜ、私のような門外漢に外交を語らせるのであろうか。 だって、ほんとに門外漢なんだよ。 外国で暮らしたこともないし、外国政府高官にパイプがあるわけでもないし、外国の新聞雑誌だって一年に数回(観光旅行の飛行機の中で)しか読まないような人間に日外交のこれからを語らせるというのはどういう了見なのでありましょうか。 前に『街場の中国論』を出したあと、公安調査庁の人が調査に来たことがあった。 表向きは中国の現状分析についてご意見を承りたいということだったが、どうも私がどこから「このような」中国国内情報を手に入れているのか、その入手経路をチェックしにいらしたようである。 何か先方と特別なチャンネルをお持ちなのですか?と訊かれたので、「中国についての情報源は毎日新聞だけです」とお答えした。 つねづね申し上げて

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    Hige2323 2010/11/29
    韓国の基地は単にアメリカのグアム集約戦略に北寄りのノムヒョン政権と意図が一致しただけの話で、後に出て行かないでくれと韓国側が要請したりしてるんだけどね/プロセスは重視しないといけないね
  • 外交について - 内田樹の研究室

    尖閣列島近海での巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐって、日中の外交関係が緊張している。 外交関係の要諦は「自国の国益を守る」という目標をできるかぎり遠く、広い射程でとらえることである。 日の場合の「国益」と中国の場合の「国益」理解は深度も射程もずいぶん違う。 そのことを勘案せずに、「同じようなことを考えている」二国が綱の引き合いをしていると考えると、外交交渉は行き詰まる。 日中国はこの問題についていくつか「違うこと」を考えている。 それは、言い換えると中国の「国益」と日の「国益」がゼロサム的な関係ではないレベルが存在するということである。 そこに指をかけて、こじあけるしか外交上のデッドロックを解決する方途はない。 日中国の国情の最大の違いは、中国の統治形態が日に比べるときわめて不安定だということである。 『街場の中国論』にも書いたことだが、中国の為政者は外交上の失敗によって、「

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    Hige2323 2010/09/26
    要は向こうの面子に配慮して負けてやれという話/領土や資源等の実利が絡む話なんで面子を譲る代わりにそこらをこっちが得る等の実が無いならただの空論
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