「怒り」は心の器がいっぱいになると爆発するもので、そのタイミングは自ら選んで爆発させているらしい。ラジオでえらい学者さんがそういっていた。 つまり、怒りは蓄積されていくが、発散のタイミングはある程度、自分でコントロールでき、ひとはそれを無意識にも、自ら選んで爆発させているらしい。 それはそうだろう。感情的になるとしたらヤクザのような風体のひとよりも、より立場の弱そうなひとを選んで怒るほうが得策だ。 この理論、平たくいえば、弱者だけに強がる卑怯者のロジックに当て嵌まり、DVやいじめやパワハラの構図の説明ともなるのだけれど、完全に否定できない部分もあるはずだ。誰にだって、思い起こせばひとつやふたつ、負けそうもない相手を無意識にも選び、怒りの引き金を引いていたような経験があったことは否定できまい。若い頃には特に。わたしだってそうだ。 それは同世代に侮られないための処世術だったのかもしれないし、本
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