女性の下着を大量に盗んだとして、福岡県警は、福岡市博多区那珂3丁目の無職、野口昌弘(あきひろ)容疑者(49)を窃盗の疑いで逮捕、送検し、捜査を終えたと31日発表した。「女性の下着に興味があった」と容疑を認めているという。押収した下着は約2100点に上るという。 捜査3課によると、野口容疑者は2012年1月~18年4月、福岡市博多区や同市中央区でアパートの部屋やベランダに侵入し、女性の下着や現金などを盗んだ疑いがある。野口容疑者は下着を盗んだ現場ごとに袋に分けて自宅で保管。床に並べては眺めていたという。一部は被害者に返還したという。 県警は、野口容疑者が計214件(被害総額約283万3千円)の窃盗に関与したことを確認し、うち5件(同約18万6千円)について送検した。「戸締まりをきちんとして、下着はなるべく屋内で干して」と呼びかけている。(菅原普)