秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(55)が11月4日、自宅で菅原勝男被告(66)=殺人罪などで起訴=に刺殺された事件で、現場に居合わせた津谷弁護士の妻、良子さん(53)ら遺族が23日、自宅を公開、良子さんの目撃にそって事件の様子を再現した。 ◇ 良子さんの証言によると、110番通報したあと、警官が入れるように台所の勝手口のかぎを開けた際、菅原被告に拳銃を突きつけられたが、拳銃を持つ菅原被告の手を思わずつかみ上げた。 津谷弁護士も加わり、3人でもみ合っているうちに、勝手口から警官2人が「大丈夫ですか」と入ってきた。良子さんら3人は振り向き、警官も3人を見たはずだという。 菅原被告の手を放し、警官に任せた良子さんが、台所から廊下に出てみると、警官2人が両脇から津谷弁護士の両手を高く上げて押さえていた。拳銃は右利きの津谷弁護士の左手に握られていた。津谷弁護士は大声