学校現場で生じる問題に効果的に活用できる社会心理学の理論とは? 各章まず事例を挙げ、その事例を対人葛藤、同調行動、リーダーシップなど 社会心理学ならではの視点から解説し、学校現場の理解を促進する。 【著者紹介】 吉田俊和(よしだ・としかず) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授 三島浩路(みしま・こうじ) 中部大学現代教育学部教授 元吉忠寛(もとよし・ただひろ) 関西大学社会安全学部准教授 はじめに 第I部 子どものこころを理解するための社会心理学 第1章 自己評価――自信がない子どもに自信をもたせる 児童生徒の自信の低下とその背景 自己概念の諸側面と自尊感情 他者との比較が自己評価に及ぼす影響 第2章 原因帰属――中学生になっても、小学生の頃の悪いイメージが払拭されない ネガティブなイメージを変えることの難しさとその背景 ネガティブなイメージを払拭する 第3章 社会的促進――人が見てい
災害が発生したとき人間はどんな心理状態に陥り、とっさにどんな行動をとるのでしょうか?例えば、煙が充満しつつあるのになぜ避難しなかったのか、津波警報、洪水警報、避難勧告が発表されても多くの人々が避難しないのはなぜか。こうした緊急時における人間の心理を検証し、行動マニュアルに組み込まない限り「安全の死角」をなくすことはできないのです。世界中の災害現地調査を実施してきて、突発災害・不測の事件・事故に巻き込まれた人たちに共通する興味深い結果を得てきました。今後の防災対策やマニュアル作成時にこうした心理学的側面を検証し被害軽減に役立てられることを期待しています。防災・危機管理アドバイザー山村武彦 Aviation,Space, and Environmental Medicine誌に発表されたイギリスの心理学者ジョン・リーチ博士の研究によると、運悪く不意の災害に見舞われた時、人の取る行動は次の三つの
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