支離滅裂な主義主張を喧伝したチラシは電波ビラ/電波文書と呼ばれ、公共物への貼り紙や駅前のビラ配りに紛れていることが多い。(2016年10月に大阪府京橋駅付近にて撮影) 支離滅裂な主義主張を喧伝する電波ビラの典型。かつて東京メトロ銀座線で湊昌子(港雅子)という女性が「トリコじかけの明け暮れ」と書かれた電波ビラを配布しており、これに触発された特殊漫画家の根本敬は雑誌『宝島30』に連載したコラム『人生解毒波止場』や著書『夜間中学―トリコじかけの世の中を生き抜くためのニュー・テキスト』などを通じてこの言葉を広めた。また根本のフォロワーである電気グルーヴの石野卓球も1995年にリリースしたシングル『虹』で「トリコじかけにする」というフレーズを用いている。 電波系(でんぱけい)は、荒唐無稽な妄想や主張を周囲に向かって公言する者のことを指すスラング。他に「電波」「デンパ」「デムパ」などと表記されることも