国の史跡に指定されている「高輪築堤跡」の一部とみられる石垣が、羽田空港と東京駅などを結ぶ「羽田空港アクセス線」の工事予定地で見つかり、JR東日本は工期への影響を確認することにしています。 港区教育委員会によりますと、2031年度に開業予定の羽田空港と東京駅などを結ぶJR東日本の「羽田空港アクセス線」の工事予定地で、発掘調査の結果、田町駅の近くで国内初の鉄道を敷設するために築かれた「高輪築堤跡」の一部とみられる石垣が新たに見つかったということです。 区教育委員会とJR東日本は今後、本格的に発掘調査をするかどうか、専門家などと協議していて、JR東日本は工期への影響を確認することにしています。 「高輪築堤跡」は明治5年に新橋・横浜間で開業した国内初の鉄道の線路を敷設するために盛り土や石垣で築かれたもので、明治の文明開化を象徴する重要な遺構として、国の史跡に指定されています。
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