19日午後10時半頃、長崎市高島町の高島風力発電所で、風車の羽根の回転軸付近から火が出ているのを、地元の管理会社の社員が見つけて119番した。 羽根が焦げたほか、羽根を回転させるモーターのプラスチック製カバーの一部が熱で溶け、20日午前6時40分に鎮火が確認された。けが人や停電はなかった。 大浦署の発表などによると、出火当時はほぼ無風だったが、異音を立てて風車が回っていたため、管理会社の社員が監視していたところ出火した。高さ約40メートルの火元に届く放水設備がなかったため、自然に火が消えるのを待った。