東京都三鷹市で女子高生が元交際相手に殺害されるなど、ストーカー被害が凶悪事件に発展するケースが相次いでいることを受け、警察庁は6日、各都道府県の警察本部に専門の対応チームなどをつくるよう指示した。 加害者に対して、ストーカー規制法に基づく「警告」を優先させる従来の姿勢を転換。相談の段階から刑事部門の捜査員も加えて、加害者の逮捕、被害者の保護を最優先するよう求めた。 専門チームは、これまで生活安全部門と事件捜査を担当する刑事部門で分かれていた対応を一本化。警察署からの被害情報を集約する。 凶悪事件につながる危険性や切迫性があると判断した場合は、チームの捜査員を派遣。誘拐や人質立てこもり事件などを担当する捜査1課特殊班も積極投入し、加害者の早期逮捕を目指す。被害者には安全な場所に避難するよう強く促し、避難できない事情がある場合は、警察官が自宅周辺などを警戒することも求めた。ストーカー行為がエス