昨年5月に新中央埠頭に寄港した「サン・プリンセス」(7万7000トン)。今年はさらに大きい「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6000トン)が寄港する(青森市で) その大きさゆえに入港できない恐れもあったが、風速や波高などの条件がそろえば接岸できることがわかり、港を管理する青森県がゴーサインを出した。同埠頭へ入港する客船では過去最大で、上陸する乗客が市中心街へもたらす観光収入への期待も膨らむ。 ◆安全性を検証 ダイヤモンド・プリンセスは、全長290メートルで総トン数11万6000トンの豪華客船。乗客・乗組員あわせて約4000人が乗船でき、新中央埠頭には4月28日を手始めに2014年度中に計9回の寄港を予定している。 とはいえ、長さ340メートルの岸壁のうち、着岸可能な水深が確保できる水域は315メートルしかなく、入港には際どい操船が予想される。船体の前後の余裕が約10メートルずつしかないだ