「マストドンの日本定着は難しいと思います」。5月10日のミクシィ決算説明会で話題の新興SNSについて尋ねたところ、荻野泰弘取締役はこう話した。 同社は2000年代後半に人気だったSNS「mixi」を運営しているが、今はユーザー数が増えているとは言い難く、売上高も年々減少傾向にある。「積極的に新機能などを実装する予定はないが、引き続きユーザーさんに気持ちよく使ってもらうよう運営していく」状態だという。 そんな老舗SNSの運営元から見て、マストドンはどう映るのだろうか。 荻野取締役は「話題になっているのはもちろん知っています。しかし、日本でSNSを定着させるのはなかなか難しい。多くのユーザーを持つLINEもSNSというよりは連絡手段としての用途が主ですよね。今後の動向を見守っていきたいですが、やはり難しいのではないかと思います」と語った。 関連記事 「mixi」がTwitterトレンドトップに