名古屋市の「名鉄百貨店」は、名古屋駅の再開発のスケジュールが遅れていることから、来年度に予定していた本店の閉店の時期を遅らせ、当面、営業を継続することになりました。これに伴ってデパートでは、コロナ禍で変化した需要を取り込むための改装を進めるとしています。 名鉄などが進める名古屋駅の再開発は、当初、来年度の着工を目指していて、これに合わせて名鉄百貨店本店は閉店する予定でした。 しかし、新型コロナウイルスの影響で着工の延期が決まったことから、名鉄百貨店は閉店の時期を遅らせ当面、営業を継続することになりました。 これに伴ってデパートでは、▽自宅で料理をする機会が増える中、調理家電などの売り場を集客が見込めるフロアに移すほか、▽関東地区で人気の高級食材を扱うスーパーを出店させ、食料品売り場を拡大するなど、今月から、コロナ禍で変化した需要を取り込むための改装を進めるとしています。 名鉄百貨店の柴田浩