ツイッターで話題を呼んだマンガ『普通の人でいいのに!』。その作者である冬野梅子が登壇したイベント「『普通の人でいいのに!』 〜サブカルチャー・自意識・マッチングアプリ〜」が、9月24日にNaked Loftにて開催された。 本稿はこのイベントを主催した、元アーティストマネージャーであり、現在はライターとして活動する張江浩司がレポートする。 冬野さんとマッチングしていた私(張江)がイベントを開く理由 いつまで経っても梅雨が明けず、ジメジメとした暑苦しさに包まれた7月下旬の深夜。いつものようにツイッターを眺めていると、知人の女性が「このマンガえげつねぇ……」と吐き捨てるように書いていた。 気になったのでそのツイートにあるURLを辿り、読んだのが『普通の人でいいのに!』。33歳事務職女性のこじれまくったサブカル的自意識と、それを取り巻く人間関係と恋愛の悲喜交交、と書けばありふれたマンガなのだが、