昨日の日経朝刊(2007/11/1 13版 13面)の記事。トヨタでの「フリーズしないクルマ造り」へのチャレンジの中に以下のような一節があった。 採点の対象は誤字脱字のたぐいの単純ミス。その数があるレベルを超えると、その裏に重大な欠陥が隠れている恐れが急速に高まる。トヨタは膨大なデータを分析し、その境目が百点満点の五十五点であることを突き止めた。一点でも足りなければ即刻やり直し。 単純なミスの数で大きなエラーを類推していこうというのは、1:29:300の法則(ハインリッヒの法則)の応用だろうし、もしかすると割れ窓理論なんかにも通じるかもしれない。 ソフトウェアのような見えにくい分野にこうした判りやすい指標を入れていくのは素晴らしい試みだと思う。こうした一歩一歩の積み重ねがソフトウェア全体の品質向上と地位向上につながると期待する。 オルタナティブ・ブログには、この分野の専門家であるEASEプ
Visual Basicは、Windows用アプリケーションをもっともスピーディーに開発できる開発ツールとして認知されている。しかし、さらに効率よくプログラミングするためには、あるいは設計をするためには、Visual BasicのベースとなっているWindows環境の理解がある程度は必要になる。Windowsに使われている様々な技術の中でも、ここではCOMについて解説する。COMの理解は、すでにWindowsアプリケーション開発者の必須項目である。 酒井 法雄 COMなしではVisual Basicは動かない COMと言っても耳慣れない方も多いかもしれない。COMとは、Componet Object Modelの略で、その実体はOLE 2.0(Object Linking and Embedding)を動かすための基本的な仕組みのことである。つまり、COMはOLE 2.0と言い換える
初音 玲 HATSUNE, Akira Visual Basicの言語拡張の歴史は、順序だてて処理していたものを並行して処理できるようにする歴史でもある。このような、並行して処理し終わったら通知がくるような処理を非同期処理と呼ぶが、Windows DNAをはじめとする分散コンピューティングなどを考えるとそれは当然のことなのかもしれない。そして、元々Visual Basicはイベントドリブンといって画面上のコントロールなどがクリックされたらそれに対応したプロシージャが自動的に呼び出されるなど、並行処理した結果を受け取るための下地ができていたことも大きいだろう。 準備その1〜クラス (サンプル1:Samp0704) 非同期処理を理解する第一歩は、クラスモジュールの理解だ。クラスモジュールは、Visual Basicプロジェクトの他のモジュール(標準モジュールやフォームモジュール、クラスモ
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