海水酸性化の進行で、海中音も変化:海洋哺乳類への悪影響も 2008年10月16日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Image: Jasmic 地球温暖化が海に与える影響は、海水温の上昇だけではない。海が騒がしくなるのだ。これは、クジラやイルカなど、すでに船舶が出す騒音への対処に苦しんでいる海洋哺乳類にとって悪いニュースになるかもしれない。 海水は、余分な二酸化炭素を吸収すると酸性化が進む。そして、理由はまだ完全には解明されていないが、酸性の水では音は遠くまで到達するようになる。 モントレー湾水族館研究所の科学者チームは、『米地球物理学会誌』に発表した論文で、次のように書いている。「海洋上層の海水は、基本的な化学状態において異常な変化が現在進行中であり、そのペースは地球上でこの数百万年間見られなかったものだ。生物学的な影響だけでなく