ブックマーク / www.titech.ac.jp (3)

  • エネルギー最小点で動作するAI半導体(ニューラルネットワーク・アクセラレータ)技術の開発に成功 モバイルエッジ高性能AI技術

    要点 エネルギー最小点におけるSRAM動作と、超低電圧リテンションによるパワーゲーティングの両方を実現できる新たなSRAM技術を用いて、プロセッシング・イン・メモリ(PIM)型のニューラルネットワーク(NN)アクセラレータのマクロを開発。 動作時電力を99%、待機時電力を84%削減し、推論のエネルギー効率の飛躍的な増大に成功。全結合層において65 TOPS/Wの高いエネルギー効率を実現可能。 技術は、将来のスマート社会で重要となるモバイルエッジデバイスに搭載可能な低消費電力・高性能AI技術として期待。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の菅原聡准教授と工学院 電気電子系の塩津勇作博士後期課程大学院生(研究当時)らは、エネルギー最小点(EMP)[用語1]動作によって動作時電力を99%削減し、また、パワーゲーティング(PG)によって重みデータを失うことなく待機時電力を

    エネルギー最小点で動作するAI半導体(ニューラルネットワーク・アクセラレータ)技術の開発に成功 モバイルエッジ高性能AI技術
  • 太陽光の可視光を紫外光に変換する固体膜を発明 人工光合成などに有用な紫外光を生成する革新技術

    要点 紫外光はエネルギーの高い光子からなり、人工光合成や光触媒など応用先が多い 地表の太陽光や室内光は低強度な可視光が主で、紫外光はわずかしか含まれない 低強度な青色光を空気中で安定に紫外光に変換し続ける、革新的な固体膜を発明 紫外域で高効率な様々な光反応に可視光を利用する現実性を示した世界初の成果 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所の村上陽一教授と榎陸博士後期課程学生は、低強度な可視光を空気中で安定に紫外光[用語1]に変換する固体膜を発明した。作用力の強い紫外光は、水からの水素製造やCO2からの人工光合成などを行う光触媒、樹脂硬化などに広く利用できて有用性が高いが、可視光が主な太陽光や室内光にはわずかしか含まれない。可視光を紫外光に変換する従来報告の材料は、ほぼ全てが揮発性と可燃性があり生体に有害な有機溶媒を用いた溶液で、また、酸素分子による機能失活と

    太陽光の可視光を紫外光に変換する固体膜を発明 人工光合成などに有用な紫外光を生成する革新技術
  • 受精卵から体の様々な細胞や組織に分化する仕組みの解明~エピゲノムの研究~ — 木村宏 顔 東工大の研究者たち vol.35

    vol. 35 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター 教授 木村宏(Hiroshi Kimura) からだを作っている細胞はみな同じゲノムをもつが、遺伝子の働きが制御されることで細胞はさまざまな性質をもつようになる。このメカニズムの解明に取り組んでいるのが木村宏教授だ。 ヒトの身体は約30兆個もの細胞で構成されている。心臓、神経、皮膚などそれぞれの細胞は形や大きさ、働きなどが大きく異なるが、元をたどれば、受精卵というたった1個の細胞に行き着く。すべての細胞は実は同じゲノム(遺伝情報)をもっているのだ。 ではなぜ、同じゲノムであるにもかかわらず、異なる細胞に分化するのか。それはゲノムに含まれる全ての遺伝子のうち、細胞ごとに働いている遺伝子の種類や量が異なるからだ。細胞は遺伝子のオン・オフを制御し、必要な遺伝子を、必要なときに、必要なだけ働かせているのである。この遺伝子のオン・オフを制

    受精卵から体の様々な細胞や組織に分化する仕組みの解明~エピゲノムの研究~ — 木村宏 顔 東工大の研究者たち vol.35
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