ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (30)

  • 「問題は、躁なんです」/春日武彦 - 空中キャンプ

    春日武彦新刊(光文社新書)。うつ病とくらべて、注目されることのほとんどない「躁(そう)病」。わたしも躁病のことはあまり知らなかった。おもしろ人間の観察がライフワークとなっている春日が、怖いもの見たさと好奇心まるだしで書いた一冊。春日の解説を通して、躁病の実際を知ることができた。医学的な解説というよりは(春日は精神科医である)、躁病を通して人生のもの悲しさをふと感じさせる、味わいぶかいエッセイのような趣もあり、春日ファンのわたしはたいへん満足でした*1。 春日によれば、うつ病が「心のかぜ」なら、躁病は「心の脱臼」だという。あり得ないぐあいに関節が曲がり、糸の切れた操り人形のような途方もない動きを示す脱臼のような症状。心の箍(たが)が外れ、秘められていたあらゆる欲望が全開となり、自己抑制がゼロになり、見る者に異様な印象を与える。うわっ、なんだこの人は。このに書かれた躁病の症例をひとつひとつ読

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    HtandJING 2008/05/13
    「あー、この状態がずっと続けばいいのに」といつもおもうんですが、たいていそういうハイな状態はすぐに消えて、元に戻ってしまう。あれ、なんだろうね/ほんとに。ふしぎ。
  • 2008-04-24 - 空中キャンプ|もし戦わば

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    HtandJING 2008/04/25
  • 選挙 - 空中キャンプ

    六年生のとき、児童会の役員に立候補させられたことがある。児童会というのは、小学校における生徒会のことである。なぜわたしが選挙にでることになったのか、その経緯はまったく覚えていないのだが、当時わたしの学校はクラスを六つくらいの班にわけて、それぞれに班長を決めて各班ごとに行動させていたから、そこで班長をやっていたわたしが候補に選ばれた、というようなことだったのかも知れない。 選挙活動の一環として、候補者は選挙ポスターの作成をしなければならなかった。そのポスターを校舎の入口にはって、生徒たちに見てもらうわけだ。このポスターには、子どもならではのしきたりがあって、候補者は自分の好きなまんがや、アニメなどの絵を描くことになっていた。絵の上手な候補者は当選の確率が上がる。また、もし自分の好きなまんがの絵を描いている候補者がいれば、「おっ、この人は僕と同じまんがが好きなんだな」とシンパシーが生まれ、一票

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    HtandJING 2008/04/11
    奥田英朗『サウスバウンド』を思い出した
  • ささやかな旅 - 空中キャンプ

    サユミちゃんと知りあったのは、たぶん八年くらい前で、その当時はよく遊んでいたが、今ではもう連絡を取っていない。サユミちゃんは以前に、とあるものまねタレントとつきあっていた。僕もその人を何度かテレビで見たことがある。なんだか派手っぽい人だなとおもったことを覚えている。僕が知りあったときには、すでに彼女とそのものまねタレントとの関係は終わっていたのだが、飲んで気分がよくなったときなんかに、かつて恋人だったその相手について話してくれることがあった。 ものまねタレントには二種類ある。たくさんのものまねレパートリーを次から次へと披露していくタイプと、ある特定のひとりのものまねだけをひたすらやるタイプだ。サユミちゃんのつきあっていた相手は後者で、服装や髪型もすべて人と同じにして、人の名前をもじった芸名を使って活動していた。今ではどうしているのかわからない。僕はテレビをまったく見なくなってしまったし

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    HtandJING 2008/02/10
    「その三週間だけはね、もう完璧だった。こんなにしあわせな時間はないってくらい、たのしかったなー。」すてきなコトバだ。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20071229

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    HtandJING 2007/12/30
    「来年のわたしはきっと extremely hot だ」なんか気に入った。
  • ■[映画]「フライボーイズ」を見たゼ! - 空中キャンプ

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    HtandJING 2007/11/19
    “「自分が行ったら、ぜったいに初日の十五分くらいで死ぬから」である。ピース。”なんかかっこいい。ピース。
  • Everyday Life of the Living Dead - 空中キャンプ

    遠くに人が歩いているのが見えた。俺は、うがーっ、と声をあげながら、その方向へのろのろと進んだ。できれば走りたいが、どうにもスピードがでない。そんな自分がいやになさけなくおもえて、俺はもう一度、うがーっ、と叫んだ。あー、もうずいぶん人肉を喰らっていない。ゾンビになってから二年たつけれど、まだ二回しか人肉を喰ったことがない。そのどちらも、他のゾンビが襲った人間の足とか腕なんかを、ばれないようにこっそり齧っただけなのだ。いつかは俺も、一人前のゾンビになって、自力で人間に噛みつき、人肉をすきなだけ喰らってみたい。 ゾンビになっていらい、記憶力もすっかり落ちてしまった。まわりのゾンビたちと話していても、「あの、えーっと、なんだっけ、名前でてこないや。ティム・バートンの映画いっぱいでてる人。かっこいい顔してて、ウィノナ・ライダーの元彼で、勢いあまって、腕に『ウィノナ・フォーエバー』って入れ墨しちゃった

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    HtandJING 2007/11/15
    せつない。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20070926

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    HtandJING 2007/09/27
  • 空中キャンプ - 「ラーちゃんのうそつき。」

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    HtandJING 2007/09/12
    「俺はオリジン原理主義だ」
  • あらたなる声明 - 空中キャンプ

    「あのさー、もうすぐ声明だすことになったから」と、彼はいった。世田谷区のせまい1Kアパート。オリジンのバランス弁当をおいしそうべながら、かたわらに置いた2Lペットボトルの烏龍茶を、直で飲んでいる。彼と一緒に暮らしはじめて二年。すっかり日にもなじんでしまった。「俺、日人に生まれたらよかったな。日、ごはんうまいし、女の子かわいいしさ。男は、サウジアラビアの方がイケてるとおもうけど。サウジアラビアって服とかカッコわるいしねー。俺も学生服着たかったよ。そいで学生服デートするの。あはは」。僕は、声明のことが気になっていた。 「ちょっと、声明ってなに」と僕は訊いた。二年前、彼を居候させる条件はふたつあった。ひげを剃ること。そしてテロをやめること。タフな交渉の末に、彼はひげを剃り、テロをやめると約束した。じっさい、今の彼はテロとは無縁の生活を送っていた。ふたりでタイフェスティバルにいってグリー

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    HtandJING 2007/09/12