ことし4月に亡くなった歌手、プリンスさんの死因について、アメリカの検視当局は、鎮痛剤などとして使われ、日本では麻薬に指定されている薬物フェンタニルを過剰摂取したことが原因だったと発表しました。 死因について、地元の検視当局は2日、鎮痛剤などとして使われる薬物フェンタニルを過剰摂取したことが原因だったと発表しました。フェンタニルは、医療現場で鎮痛剤や麻酔薬として使われる薬物で、効き目が強く、日本では麻薬に指定されています。 プリンスさんは亡くなるおよそ1週間前、体調不良を訴えて医療機関に運び込まれ、代理人などは「インフルエンザが原因だった」などと説明していましたが、薬物の過剰摂取を疑う声が上がっていました。 アメリカでは、医療用の麻薬の乱用が大統領選挙に向けた候補者選びでも議論されるなど、大きな社会問題となっていて、今回、プリンスさんが薬物の過剰摂取によって死亡したことが明らかになったことで