4月9日より『吉岡徳仁 ガラスの茶室─光庵』が京都・山科の青蓮院・将軍塚青龍殿で開催。構想から5年の時を経て、遂に実現した美しいガラスの茶室が世界で初めてお披露目される。 Text: Miki Tamura 京都・フィレンツェの姉妹都市提携50周年記念の特別展覧会として、4月9日より『吉岡徳仁 ガラスの茶室—光庵』が開催される。場所は標高220メートルに建てられた京都・山科の青蓮院・将軍塚青龍殿。京都市街を一望できる壮観な檜の大舞台に、デザイナー吉岡徳仁が手がけた美しいガラスの茶室が現れる。 「ガラスの茶室─光庵」は、2002年の「透明な日本家屋」を皮切りに、2011年に開催されたヴェネツィア ビエンナーレ国際美術展で日本文化を象徴する茶室建築プロジェクトとして模型が発表されたもの。構想から5年の時を経て遂に完成を迎え、将軍塚青龍殿の大舞台で世界初のお披露目となった。 紙で作られた椅子「H