はじめに QUIC + NATがいろいろなところで話題になってます。NATの挙動について推測を含みますが二つまとめてみました。 QUICがNATテーブルを枯渇させるとは、どのような状況なのか? もし本当に枯渇してるなら、MAP-E NATでのポート節約などの収容セッション数を増やす工夫が有効なのではないか? もしNATがIPv4 NAPTではなくて、QUIC + NAT64 になったらどうなるのだろうか? まだ疑問をまとめるのみです。いずれも緻密なQUIC仕様を正しく理解しつつ、実機の動きも検証が必要ですが、理解もふくめてそこまで至っていない状況であることをご承知ください。 まとめ その1 NATルータの送信元ポートの割り当て方法について 利用可能なポート数に制約のあるMAP-E CEのNATはセッションテーブルが枯渇しにくよう、送信元ポートを節約する割り当方法がある。 ポート節約の工夫が