打ち上げられたH2Bロケット=11日午前2時1分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター、山本壮一郎撮影 国際宇宙ステーション(ISS)へ補給物資を運ぶ日本初の無人宇宙船「HTV」を載せた国産ロケット「H2B」の1号機が11日午前2時1分46秒、鹿児島県種子島の宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから打ち上げられた。宇宙機構は約15分後、HTVが目的の軌道に入ったことを確認、打ち上げは成功した。 宇宙機構によると、約200〜300キロの高さで地球を回る軌道に入ったHTVは今後、機器の動作点検もしながら徐々に高度を上げていき、18日にも高度約350キロのISSとドッキングする予定。 H2Bは重量が約16.5トンあるHTVを打ち上げるために、これまでのH2Aのメーンエンジンを2本に増やすなどして、打ち上げ能力を増強させた新型ロケット。今回が初めての打ち上げだった。宇宙機構は今後、HTVを