「本業見ながら検討」…専務会見 トヨタ自動車は29日、自動車のF1(フォーミュラ・ワン)世界選手権からの撤退も視野に、参戦を継続するかどうか検討する方針を明らかにした。 トヨタのF1チーム代表を務める山科忠専務が同日、都内で開いた記者会見で明らかにした。 山科専務はF1について「当面は参戦する」と断ったうえで、「本業との関係を見ながらいろいろ検討しなければいけない」などと述べ、業績が悪化しているトヨタ本体の経営立て直しが実現しなければ、巨額の費用がかかるF1からの撤退も選択肢に含まれるとの見解を示した。 トヨタはF1を統括する国際自動車連盟(FIA)に対し、2010年の参戦申請を済ませているほか、12年まで出場する協定を結んでいる。しかし、山科専務は「来期以降の業績によっては(参戦は)不透明だ」とも述べた。 さらに「金がかからないF1にしていかないといけない」とコスト削減が必要だとの考えを