パソコンとLANスイッチ、ネットワーク機器同士など、企業ネットワークで機器と機器をつなぐ役割を担うのが、LANケーブルだ。最近では、無線LANを使ってネットワークにつなぐ場合もあるが、アクセスポイントより先にはLANケーブルが使われている。ネットワークを構成する上で、LANケーブルは不可欠なのだ。 しかし、LANケーブルが注目される機会は少ない。「ただつながればいい」と見られがちで、性能や品質をあまり気にしない。しかし、LANケーブルなら何でもよい、適当に配線しておけばいいと考えていると思わぬトラブルに発展する。LANケーブルを起因とするネットワークトラブルは非常に多いからだ。おろそかにすれば、重大なトラブルを引き起こす可能性がある重要なコンポーネントだと考え直す必要がある。 本特集では、企業ネットワークで主流の金属の信号線を使ったメタリックケーブルの仕組みや種類、正しい使い方などをQ&A