小中学校への携帯電話の持ち込みについて、柴山文部科学大臣は、災害が起きた際の児童・生徒の安否確認などに必要なケースもあることから、持ち込みを認める方向で検討を進める考えを示しました。 こうした中で、大阪府教育庁は、大阪府北部の地震を教訓に、児童・生徒の登下校中に災害が起きても、安否確認をできるようにしようと、持ち込みを認める方針を決め、18日、ガイドラインの素案を公表しました。 柴山文部科学大臣は記者会見でこの素案について、「持ち込み禁止を緩和する一方、適切な使用について児童・生徒や保護者に条件をつけていて、さまざまな懸念や問題に一定の配慮がなされている」と指摘しました。 そのうえで、柴山大臣は、「学校を取り巻く社会環境や児童・生徒の状況の変化を踏まえ、平成21年の通知の見直しを検討していく」と述べ、持ち込みを認める方向で検討を進める考えを示しました。