「日本人は共同体を重んじる」はウソ 日本人は先進国の中で最も社会的に孤立しているというデータがあるそうですね(ミシガン大学による「世界価値観調査」)。社会的に孤立するとは、家族、友人、同僚以外の人と会う機会が少ないということです。 日本人を含むアジア人は共同体を、ヨーロッパ人は個を尊重するという悪しきステレオタイプがありますが、この調査結果は、このステレオタイプを否定する社会学的証拠になり得ます。 データによるとドイツは全体で下位から5位、ヨーロッパ全体だと同じく4位のようですね。実際、ドイツ人は(日本人よりも)群れで行動する傾向があると思うのです。ドイツ社会では、人と一緒にお酒を飲んだり、散歩をしたりすることが非常に重要な役割を果たしています。これをドイツ語では散歩を意味するSpaziergangと呼びます。このような文化はドイツ全土に見られます。 また、ドイツ人のソーシャメディアに対す
このプラットフォームの開設は4日だが、トランプ氏の投稿はそれ以前の日付からあり、遡ると最初の投稿は3月24日になっている。すべてトランプ氏の投稿で、投稿の横にはそれをTwitterとFacebookでシェアするためのボタンとハートボタンが付いているが、ハートをクリックしても赤くなるだけでカウントが表示されるわけではない。 Webサイトにサインアップすると新しい投稿を通知してくれるようだが、投稿したり、コメントをつけたりすることは、今のところできない。 4日の投稿はサイトを紹介する動画で、「沈黙と嘘の時代に自由の指標が生まれる。ドナルド・トランプのデスクから直接提供する自由かつ安全に話し合える場だ」と表示される。途中で映る邸宅は、トランプ氏が1985年に購入したフロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴだ。ここからトランプ氏が発信しているということなのだろう。 トランプ氏は在任中、個人の公式Tw
2021年4月5日、私と通訳のTは大量のコメとビールとタバコを抱え、タクシーに乗って群馬県の農道を進んでいた。行き先はこれまでの記事でも紹介した新田上中町の2棟の貸家、ベトナム人不法滞在者たちの男女十数人が集まり住む、通称「兄貴ハウス」である。 相変わらず、家の外には洗濯済みのジャージが乱雑に干されていた。ベトナム人の技能実習生や不法滞在者はジャージとパーカーの着用率が異常に高いのだ。鍵の掛かっていない玄関の引き戸を開けると、安普請の古い木造家屋のカビ臭とベトナム料理の臭いと多数の人間の体臭が入り混じった独特の異臭が鼻に飛び込んでくる。 「北関東家畜窃盗事件」の主犯格とされた男 私たちも慣れたものである。挨拶を大声で呼ばわり、返事の声が聞こえたので家にずかずか上がる。すると居間に、屋内なのにネズミ色のコートを着ているスキンヘッドの小柄な中年男が1人で座っていた。この家に暮らす他の不法滞在者
コロナ禍でかつてなく「格差」の問題がクローズアップされている。テレワークできる人、できない人。高給取りのブルシット・ワーカーと社会を支えるエッセンシャル・ワーカー。健康に不安をもつ人や高齢者と、感染を気にしない若年層。ワクチンが潤沢に行き渡る国とそうでない国――。 分断と対立を生み出す構造の奥には、何があるのか。宮台真司、白井聡、斎藤幸平の三氏が徹底討議する。 資本主義が牙を剥いた 斎藤 この1月に国際慈善団体のオックスファムが発表した調査は衝撃的でした。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツやテスラ創業者のイーロン・マスクら世界の富豪トップ10人が、コロナ禍のこの1年で、保有株の価格上昇などによって計56兆6000億円もの利益を得た。これは、全人類76億人に必要なコロナワクチンをすべて賄える金額だそうです。 白井 そのオックスファムの別の調査によれば、'16年時点では「世界のトップ62人の富
大阪や兵庫では新型コロナウイルスに感染して入院待機中の高齢者が自宅などで死亡するケースが相次いでいます。危機的な医療提供体制が続く大阪府の吉村知事は、4日「今の措置を緩めたり、解除したりするのは難しい」と述べ、現状では緊急事態宣言の解除は難しいという認識を示しました。 関西2府4県で4日発表された新たな感染者は、大阪が884人、兵庫が337人、京都が113人、奈良が61人、滋賀が53人、和歌山が22人の合わせて1470人でした。 また大阪で20人、兵庫で4人、京都と奈良でそれぞれ1人の、合わせて26人の死亡が発表されました。 このうち大阪では自宅で入院を待っていた2人と療養していた1人が亡くなりました。 また兵庫では2人が自宅や高齢者施設で入院待機中に亡くなりました。 いずれも70代以上の高齢者でした。 大阪では重症患者の専用病床が不足する危機的な医療提供体制が続いています。 吉村知事は4
インドのカヌー代表チームが新型コロナ禍の深刻化により東京五輪アジア予選の出場ができなくなり、大きな波紋を呼んでいる。 インドメディア「ブリッジ」は「パンデミックによりインドでは渡航禁止が課されたため、インドのカヌーチームは東京五輪に出場する最後のチャンスを逃した」と報じた。 五輪最終予選を兼ねたカヌー各種目のアジア選手権が7日までタイで開催されているが、インドでは新型コロナの二重変異株がまん延して感染が危機的状況にあり、各国がインドからの入国を制限。タイ政府がインドからの直行便をすべて禁止にしたためインド代表はドバイ経由で入国を試みたが、大会直前にタイ政府が規制を強化してインドからの入国を全面禁止としたためにアジア予選への出場が不可能となり、涙を飲むことになった。 感染が悪化の一途を辿るインドでは、陸上競技連盟のアディル・スマリワラ会長が「インドでの感染拡大はアスリートの準備計画を台無しに
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