ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (10)

  • 年末年始システマ一人練習用の動画 - 火薬と鋼

    年明け後のシステマのクラスまで日数があり、一人で練習する時間があるので、参考にするための動画をまとめておく。 思うに、システマの重要な練習はクラスで人を相手にしなければできないものが多いが、一人でやる練習が必要ないわけではなく、多様な練習をする土台となる身体感覚を養う意味で重要である。 後は歩きながらの練習を中心に。

    年末年始システマ一人練習用の動画 - 火薬と鋼
  • ロシア武術スコバーの基礎練習から体術・丸太回し - 火薬と鋼

    ロシア武術・スコバー - 火薬と鋼で紹介したスコバーのグラントフスキーの指導から。 受身、手足を使った練習、丸太を回すトレーニングの動画。 転がるような受身はシステマとはまた違った方式。手足を使う練習は打撃、特に集団での戦いへの応用が伺える。丸太回しはコサック武術などのロシア武術で見られる基礎トレーニング方法で、他の団体でも行われている例がある。 最後はロシアの民族ボクシングの一つの伝統とされる集団戦。グラントノフスキーは伝統復興として集団戦のイベントに熱心なので、動画もよく公開されている。最も、90年代に復興された集団戦と旧ソ連時代に行われたという集団戦の白黒の映像とを見比べると、今のイベントはかなり現代化している。

    ロシア武術スコバーの基礎練習から体術・丸太回し - 火薬と鋼
  • ナイフで敵を抑える技術 - 火薬と鋼

    今回は前々から書こうと思っていた話題、ナイフで相手を抑え、コントロールする技術について紹介する。ナイフ格闘であまり知られていないが重要な技術に興味がある人、または実際に練習している人向けのコアな話だ。 以前、フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアル - 火薬と鋼で、「実際のナイフ格闘の技術では手の延長として関節技の一環に使う、相手を制御するといった技術が存在する」と書いた。ここでは、それについてもっと詳しく説明しよう。 相手をコントロールする ナイフ格闘では、ナイフのブレードを相手の手足や首などに絡めたり押し付けたりして、相手の動きを抑えたり誘導したりする技術が存在する。これは、よく「トラッピング」と呼ばれるサバキの技術に分類される。 実際にどんな技法があるか、トラッピング技術専用にデザインされた特殊なナイフの紹介動画を見てもらおう。下の動画で紹介されているのはギャリソン・ファイ

    ナイフで敵を抑える技術 - 火薬と鋼
  • マクガバン・レポートを巡る伝説 - 火薬と鋼

    マクガバン・レポートに関するメモ (追記あり) - 火薬と鋼の続編。 来まともな報告であったマクガバン・レポートがトンデモ健康法の世界で歪められている件について、前回はメモとして書いてみた。 今回は参考になりそうな資料にあたって更にその伝説―真実とは思えないような部分―について追っている。 疑問の果てに、伝説の起源はみつかるのだろうか。 持田鋼一郎『世界が認めた和の知恵 マクロビオティック物語』(新潮社、2005.2) 一つ目はマクロビオティックの世界での扱いの典型例。 アメリカ上院の栄養問題特別委員会が世界的規模で行った慢性病と栄養に関する調査報告書である。 疑問:「世界的規模」は当なのか。アメリカ生活のための報告で、元になったのはそれ以前の委員会の調査やヒアリングなのに。 「がんや血管・心臓病などの慢性病が増えた原因は生活の誤りにある。生活を改めなければ、先進国は慢性病の

    マクガバン・レポートを巡る伝説 - 火薬と鋼
  • 武術としてのナイフ格闘 - 火薬と鋼

    またナイフの話。 今回は武術としてナイフ格闘を学ぶ意義について語る。 私はこれまでフィリピン武術やロシア武術のナイフ術を学んでいるが、ナイフそのものが好きで学び始めたという変わり種である(そういう人は自分の周囲には他にいない)。トレーニングナイフを使うのだが、それぞれ特徴がある。どちらも軍隊向けの課程ではないので、ここに書く話が全ての同種の武術に通じる話ではないと思っておいたほうが良いだろう。 まず、いずれの武術においても、おのおのの武術の中心的な体術、技法があり、それに加えてナイフの形状、特性を活かした固有の技術がつながるという特徴がある。 フィリピン武術で言えば、棒(いわゆるダブルスティック)の技が基であり、同じ型でナイフも徒手格闘も行う。しかし固有の武器の特性を活かした技法がある。フィリピン武術におけるナイフ格闘の特徴は、このナイフの特性を活かした技法が様々な体術と関連づけられて応

    武術としてのナイフ格闘 - 火薬と鋼
  • 現代戦のナイフ格闘 - 火薬と鋼

    今日は、「現代のナイフ格闘はどんなものか」という話を書く。 先日のエントリが結構注目を集めたが、近代化が進んだ現代の戦争でのナイフ格闘をイメージしにくい人もいるようだ。 訓練や戦術の話をしようかとも思ったが、ややこしいのでパス。 もっと分かりやすく、現在の戦争でナイフで戦う必要があるシチュエーションについて解説してみる。 襲うか襲われるか ナイフを使うシチュエーションは、ほとんど距離・時間・音の都合で生まれる。 要するに「銃を使うより至近距離」「銃を抜いて構える時間がない」「音を出したくない」といったシチュエーションだ。特に距離は重要で、そもそも遠ければ使いたくともナイフは使えない。 ナイフの特性を簡単にまとめると次の3点となる。 (1)距離:銃より近くを攻撃する。遠くを攻撃できない。 (2)時間:銃より早く準備・攻撃できる。素手よりは遅いが殺傷力は素手より上。 (3)音:銃より静かでほと

    現代戦のナイフ格闘 - 火薬と鋼
  • フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアル - 火薬と鋼

    肩の調子が悪くてトレーニングに行けないので時間ができた。 以前から書こうと思っていたフィクションのナイフ戦闘について、簡単な解説と現実の技術を取り入れる可能性を書いておこう。 戦闘シーンのナイフ アニメやゲーム漫画小説と様々なフィクションでナイフが登場する。 しかし実際のナイフ格闘の技法が使われる事は少なく、リアリティを詰める方向性の作品でもなかなかちゃんとした技術は登場しない。理由は色々あるだろうが、他の格闘技・武術と比べて他の創作に登場する機会も現実の世界で見る機会も限られているからだろう。 単純に出番が少ないというのもあるかもしれない。また、フィクションにおけるナイフと言えばチンピラ、ゴロツキの武器か、兵士、殺し屋の武器であり、他の格闘技や武術のように丹念に技を描写するのに向いていないこともある。 しかし例えば兵士・元兵士、殺し屋といったプロフェッショナルの描写として、フィクショ

    フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアル - 火薬と鋼
  • フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアルおまけ 映画の優れたナイフ格闘シーン紹介 - 火薬と鋼

    ナイフ格闘の優れた描写があるフィクションというと、何より映画である。 実際にナイフ格闘のインストラクターが指導していることも多々あって、現実の技術をうまく取り込んでいる映画が何かある。ここではそうしたナイフ格闘の優れた場面を動画とともに紹介し、簡単に解説してみる。 映画のネタバレ、流血を含むので注意。 『殺しのアーティスト』(1991年アメリカ) ナイフとナイフ格闘を中心に据えた珍しいサスペンス。 主人公のトレーニングシーン。ナイフの攻撃部位をおおまかに分割したエリアで示しているのだが、その攻撃の刺突・斬撃の形は現実の技術そのもの。動画終盤にあるナイフの捌き方・トラッピングの技術もうまく表現している。ナイフ格闘の訓練では互いの攻撃を抑え、あるいは捌いての攻防を身につける練習をするのだが、それを再現した数少ない映画である。この動画以外にもナイフ格闘での見所がいくつもあるので必見。 『ハンテ

    フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアルおまけ 映画の優れたナイフ格闘シーン紹介 - 火薬と鋼
  • 食育・マクロビオティック・大学図書館 - 火薬と鋼

    育とともに普及するトンデモ - 火薬と鋼の関連エントリ。 先日の夕刊にNHK学園の広告が掲載されていた。そこにはこんな内容が。 http://www.n-gaku.jp/life/dtl/5S2.html とうとうここまでマクロビティックも普及してしまった。 どらねこさんが紹介したように育の授業どころか給にまで採用された例もある。 汝の隣人のブログを愛せよ | LOVELOG 来のマクロビオティックの考え方はかなり無茶な、科学的というより信仰・思想色が基にあるものだが、当たり障りのない部分だけ抜き出して都合よく解釈した「カジュアルなマクロビ」とでも言うべきものが最近普及している。 ここから更に深みにはまってしまう人もいるかもしれないし、育そのものの危うさも心配だ。 今回は育とマクロビオティックを巡る現在の状況について大学図書館の側から見える状況を書いてみたい。 育の強引さ

    食育・マクロビオティック・大学図書館 - 火薬と鋼
  • 食育とともに普及するトンデモ - 火薬と鋼

    一時期品や栄養関係の仕事で大量に見る機会があった。そこで驚いたのは疑似科学的なが多いことだ。公共図書館はかなりその種の蔵書が高く、管理栄養士試験を受験させているような大学の図書館でさえその種のがかなりある。この分野は美容・健康といったものと結びついて疑似科学の最大の温床となっている。 最近話題になっている育冊子や、関連が深いマクロビオティックもその例だ。 ちょwwww育冊子wwwww - 荻上式BLOG ちょwwww新風wwwww - Transnational History http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080925/1222353734 幻影随想: 例の育マンガのネタについてまとめてみた こうした育とセットになっている疑似科学は、もともと存在していたのだが育やスローフードといった概念が広がり、良いものと認識されるようにな

    食育とともに普及するトンデモ - 火薬と鋼
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