【パリ=浅田信幸】ポルトガルの首都リスボンで13日、「反貧困」をスローガンに行われてきた全国縦断行進の集結集会が開かれ、数千人が参加しました。主催した労働総同盟(CGTP)のカルロス書記長は「わが国はこれ以上の緊縮策にも犠牲にも耐えられない」と述べ、内閣打倒と経済政策の転換を目指してたたかい続けようと決意を表明しました。 CGTPによると、「反貧困行進」は6日、南北に長い同国の北は港町ビアナドカステロや内陸部のビラレアル、南は最南端部のファロなど複数の町から出発。「貧困反対、政治を変えよう、政府を変えよう」の横断幕を先頭に、リレー方式で全国を縦断し、13日のリスボン集結集会につなげました。 集会に先立ち参加者は「労働イエス、失業ノー」「失業は国家の恥だ」「最低賃金を引き上げろ」などと唱和しながら、リスボン市内を行進しました。 2011年に債務危機に陥った同国は、欧州連合(EU)、欧州中央銀