最近、いろいろなシンポジウムでパネラーを務めることの多い「標的の村」三上智恵監督だが、所属の琉球朝日放送をこの5月に退社した。昨年は沖縄の闘う住民たちを追った映画「標的の村」が大ヒットし、社長賞まで受賞しながら、いったいなぜ?と思う人も多いだろう。実はこの退社劇にこそ、現在のマスメディアをめぐる様々な問題が内包されているといえる。沖縄の新聞・テレビは極めて進歩的だと言われているが、そうはいってもいろいろな変化が生じているようなのだ。この問題については、『創』7月号の映画特集の中で、「ドキュメンタリー映画の新たな可能性」と題してレポートした。その記事の中の三上さんに関する部分をここで公開しよう。なお映画特集全体は、『創』のホームページにアクセスすれば読むことができるようになっている。興味のある方は、こちらへアクセスしてほしい。 http://www.tsukuru.co.jp/ では、以下、