国際オリンピック委員会(IOC)委員で国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏(61)が11日、日刊スポーツのインタビューに応じ、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックについて、どのような形でも開催すべきとの考えを示した。体操男子の内村航平(31=リンガーハット)が8日の国際大会で五輪開催を強く訴えた発言を受け、他の競技団体でも、選手が自由に発言できる環境作りをすべきだと訴えた。 【写真】内村航平「大変とか言ってられない」大会へ強さ示す ◇ ◇ ◇ 渡辺氏はFIG会長として8日にコロナ感染拡大後の五輪競技としては初となった体操の国際大会を成功させた。ウイズコロナで来夏の東京五輪を開催できるというメッセージを発信したかった。 「五輪はやるべきだ。開催しなければ日本の経済がガタガタになるし、世界経済にも響く。そうなれば本当にスポーツどころじゃない世界になってし